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2021.10.14
プレスリリース

AIを利用したフォークリフト危険運転の自動解析サービスを新発売

【国内初】(※1)AIを利用したフォークリフト危険運転の自動解析サービスを新発売

―ドライブレコーダー映像をもとに危険発見と教育用レポートを提供―

 

 

株式会社ツールマート(福島県郡山市、社長:四家英彦)は、企業における労働災害防止活動を支援するため、ドライブレコーダー映像からAIが危険運転を発見・抽出、社内教育用の映像とレポートで提供するサービス『フォークリフトAIレポーター』を10月12日から発売開始いたしました。

 

国内の労働災害において、2020年の休業4日以上の死傷者数は131,156人と2002年以降で最多、国が定めた「第13次労働災害防止計画」の重点業種である陸上貨物運送事業、小売業などで増加となっていることから、改善が求められています。

同様に、多くの企業で日々行われているフォークリフト作業においても、毎年1900件以上(※2)の労働災害が発生しており、死亡者数はこの5年間(※3)で135人に達しました。

フォークリフト作業は、法令上「危険な作業」とされていながら、トラックやタクシーなど業務用自動車に比べ、安全支援サービスが普及しておらず、安全対策が遅れているのが現状です。

 

こうした中、弊社はフォークリフト用安全機器の開発、販売で培った経験やノウハウをベースにAIを活用した危険解析プログラムを独自に開発、ドライブレコーダーで録画された膨大な映像の中から危険な運転操作を短時間で発見・抽出することを可能にしました。

発見・抽出された危険な運転操作は、動画データーとともにその状況や想定されるリスクの解説、対策方法を含むレポートとしてご提供することで、社内教育や対策実施の工数を大幅に減らし、現場の安全レベルの向上、労働災害減少の一助となることを期待しています。特にドライブレコーダーを装着したもののその映像解析、教育準備まで工数が確保できない現場の皆様に、簡易な現状把握と効果的な指導教育が実現することを願っています。

本サービスについては、日本全国のフォークリフトをご利用の企業を対象に、10月12日から弊社ホームページでご案内、お申込みを受付いたします。

(※1)当社調べ

(※2)厚生労働省 災害統計 事故の型別・起因物別死傷災害発生状況

(※3)2016年から2020年の5年間

 

《サービスの主な特徴》

【特長1】マシン・AI・人の3段階チェックで危険運転を発見

フォークリフト用ドライブレコーダー(RDR3)で録画した映像を『Gセンサー(マシン)』と『AI解析

プログラム』、そして『安全スペシャリスト(人)』による3段階のチェックで危険運転を発見します

(危険運転例:対人対物の接触や接近、荷崩れ、視界不良のままの前進走行など)

 

[例]フォークリフトAIレポーターで発見された危険運転(作業者との接触)

 

【特長2】危険運転はレポートと動画でご報告

発見された危険運転は、『発生頻度』『発生状況』『想定されるリスク』や『対策例』まで

網羅したレポートと、実際に録画された危険運転映像をまとめてご報告します

 

レポート例① 急発進動作レポート             レポート例② 接触(対人)レポート

 

 

【特長3】すぐに使える安全資料もご提供

朝礼や掲示板、定期的なミーティングで活用できる安全資料も一緒にお届けします。

(災害事例カレンダー、ワンポイント点検チラシ)

 

 

《サービスの価格》

フォークリフトAIレポーター

 

※当サービスは、弊社で販売しているフォークリフト用ドライブレコーダーRDR3の装着が必要となります

※お試し解析は、標準解析と内容は同一、1社1拠点につき1回限り

 

 

弊社は2012年6月に福島県にて設立しました物流・環境・安全機器の商社です。特にフォークリフトの安全機器の販売については2014年より積極的に展開してまいりましたが、既製品の販売だけでは安全な現場の実現は難しいと判断し、社内に専門部署である安全機器グループを設置、自社オリジナル商品の企画開発、各種教育資料の出版など、トータルで現場を支援する活動に取り組んでいます。私たちの活動が、様々な現場における安全レベル向上のお役に立てるよう、努力しています。

 

以上